育てる 〜 胡蝶蘭 〜

胡蝶蘭は熱帯の植物なので寒さがとても苦手な植物ですが、湿度を好みます。
適度に加湿して最後の花が咲き終わったら、切り花にするとさらに長く楽しむことが出来ます。

育て方

適温

15℃~35℃  ※品種によりもう少し耐寒性のあるものもあります

水やり

春から秋の間は鉢の植え込み材(バーク等)の表面が乾いたら1~2日後に与えます。
冬は表面が乾いてから2~3日後に水を与えます。

肥料

年に一度春に、洋蘭の肥料「モルコート」を与えます。
3号鉢1g/4号鉢2g(肥料の与えすぎは根痛みの原因になります)

開花時期

通年


長く楽しむコツ~置き場所~

胡蝶蘭は強い光線を嫌います。
他の蘭に比べ少しだけ高温を好みますが、蒸れるのを嫌うため、
温度が上がったら風通しを良くしてください。

【秋~春】直射日光の当たらない室内の明るい窓辺
【夏】屋外の風通しの良い半日陰(70%遮光程度)
【冬】室内のカーテン越しの半日陰(50%遮光程度)


植替え

鉢増し:4月~8月頃

植替え時期:花が終わった6月(梅雨時)か9月中旬の少し涼しくなった頃

植替えに必要な道具:ハサミ(根が傷んでいる場合などに使います)・プラ鉢・用土(モルバーク)・肥料(モルコート

植替え手順:根鉢周りに指1本分のスペースがあるくらいが目安の1号大きいサイズの鉢に植替えます。
根が先まで黒くなっている部分は水で流しながら消毒したハサミで切って整えます。
このとき根鉢は小さくなるので、大きさに合わせて小さいサイズの鉢に植替えすると良いでしょう。

手順1

ビニールポットをはずして、
少し大きめの鉢に入れます。

 

手順2

上からバーク(モルバーク)を入れて、周辺を割り箸などを使ってバークを突きこんでよくなじませましょう。

手順3

肥料(モルコート)を与えます。
株元から少し離れたところで、
かたまらないように与えて下さい。

○良い例      ×悪い例

手順4

植え替えてから約2週間後
鉢底から水が出る程度に
水を与えます。